2024-02-14

社会体験企画『なりきり公務員プロジェクトin内海』開催報告

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社会体験企画『なりきり公務員プロジェクト in 内海』が10月、11月に開催されました。2023年度で5年目の企画です。名古屋大学、愛知教育大学、岐阜大学、愛知県立大学、中京大学、静岡大学、名古屋市立大学、南山大学の1、2、3年生27名が参加しました。

<スケジュール>
 

『なりきり公務員プロジェクト in 内海』って何をするの?

地域課題を巻き込んだ内海のまちづくり


大学、学年も違う「公務員を志望」する大学生が班をつくり、内海が抱える地域の課題を現地訪問して深く学び、公務員になりきった視点から、課題解決として地域活性化となる仕掛け「地域活性化するためには何が必要か」を考え、企画立案します
 

企画の趣旨

  • 地域社会の様々な課題に触れ、社会の現状を学ぶ
  • 多様な地域特性を理解し、地域社会との関わり考える
  • 公務員として働く役場職員と一緒に現地訪問し、地域課題に対して「公務員として何が出来るのか」学びながら、ジブンゴトとして考える
  • 社会でどんな役割を担う社会人になりたいか、自分の将来に繋げよう
  • 他大学生・社会人との交流から、多様な考えに触れ、視野とコミュニティを広げよう
 
ノート プロジェクトの大事なポイント

1 「行政としての視点」を持つ
2 多角的な考えを関わる役場職員、共に行動する仲間から学ぶ
3 実際に自分で「見る、聴く」ことの価値を知る
 

1日目 事前学習会


2023年10月10日(火)、内海へフィールドワークする前の事前学習を行いました。
事前に内海について調べ、役場職員の方からお話を聞き、公務員の視点を学びました。
代替文字
グループワークの様子
その後グループで話し合いを行い、まとめていきました。
 
グループワークのまとめ

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各班で、目標を決め、2日目のフィールドワークに向けた準備を行いました。

 

参加者の声 Aさん

公務員を目指す上で、役所の職員が実際にどのようなことを行っているのか知りたいと思って参加しました。公務員を目指して、このプロジェクトに参加しようとした人がたくさんいることに刺激を受け、グループのメンバーの事前の内海の情報収集の仕方が徹底的で、学んでいきたいと思いました。また、フィールドワークをこれまでやったことがなかったので、新しいことに挑戦してみようと思っています。
 

参加者の声 Bさん

「現地に行ったからこそわかる内海の魅力や課題を見つける」という目標を立てました。自分で調べたり、職員の方の話を聞いたりして、いくつかの課題や魅力を知りましたが、自分たちが実際に行ってみて感じたことや考えたことを一番大切にしていきたいと思いました。
 

参加者の声 Cさん

内海の課題を把握した時に、なぜその課題を解決する必要があるのか」という視点を大事にしたいです。ただ課題を見つけるのではなく、その課題が誰にどんな影響をもたらすのかという詳細まで考えることで、企画立案の際に重要となるぶれない目的を定められるようにしたいです。

 

2日目 内海フィールドワーク


2023年10月28日(土)、内海にフィールドワークに行ってきました。1日目で決めた目標をもとに、各班でルートを決め、フィールドワークを行いました。自分たちが考えていた「内海の魅力や課題」以外にも、現地を歩き、町民の方や役場職員の方との会話を通じで、色んな角度の視点からの「新たな発見があること」を体感することができました。

☆当日のフィールドワークの様子はこちらの同行レポをご覧ください
 

 

3日目 企画プレゼン発表


2023年11月22日(水)、2日目のフィールドワーク後、企画のテーマを決め、南知多役場の職員の方へプレゼン発表を行いました。1日目、2日目の成果が3日目につながるプレゼン発表で、事前学習で「内海の魅力や課題」から各班で目標を決め、実際に内海に訪問し、自分で見た視点、町民や役場職員の方の声から、多角的に分析し、それを反映させた企画を立案していました。


班    テーマ
1    まちの暮らし体験型観光
2    内海の出会いの場に
3    廃校と温泉の活用
4    廃校になる内海中学校でグランピングをしよう!
5    関係人口増加による内海の活性化
6    関係人口増加によって、内海の穏やかな雰囲気を維持しつつ地域活性化を目指す
 

参加者からの声 Aさん


企画立案の方法について学んで終わるのではなく、実際に内海にフィールドワークに行ったからこそ、企画立案を一通りプロセスに沿って体験し、その方法が身に付けられたと思います。3日間を通して、色々な学びや発見がありましたが、これが一番大きな収穫でした。参加してよかったと思っています。このプロジェクトで学んだ企画立案のプロセスを、公務員になった際に、活かしていきたいと考えています。

参加者からの声 Bさん

1日目で課題について認識し、2日目で実地調査を行うことで理解を深め、その後それらを踏まえて提案内容を考えて3日目に発表するという流れを通して、公務員の仕事への理解が深まったと思います。特に2日目のフィールドワークで現地の人と交流したことで、今回体験したような公務員の仕事が、人のためになるものなのだということを実感できましたし、そのような仕事は素晴らしいとも思いました。このような感覚は、今後の進路選択で活かしていきたいと思います。

参加者からの声 Cさん

なりきり公務員プロジェクトを通して、他大学のメンバーと出会うことができ、内海の町・人々の温かさに触れ、公務員の視点から地域活性化について考えるという貴重な体験ができました。企画立案を考えるのは初めてだったので難しかったですが、同時に楽しくもありました。3日間を通して養った、コミュニケーション能力、公務員の視点、そしてグループでの自分の役割も自己分析することができたので、これらを公務員への道に活かしていきたいです。

 

南知多役場より

南知多役場からフィードバックとメッセージをいただきました。

フィードバック

自分たちのテーマについて、メリットデメリットも含めて内海の実態をよく考えられており面白いと思いました。先行事例をもとに提案し、企画をインパクトだけではないことを理由づけているのも良かったです。財政的に厳しい状況下の中、低コストというのが肝でしたが、既存機材の使用やSNSを活用など、工夫がされており素晴らしいと思いました。

また、フィールドワーク時の観点や、率直な意見が、地元住民の思っていることと同じであったり、また違ったりして、役場職員自身が非常に面白い体験をすることができました。住民の方に聞いた話が内海の魅力・課題でしっかり挙げられており、企画立案で、達成する目的が明確目的を達成するための手段の具体例が内容から費用、収益、効果と細かく考えられていてとても良かったです。

今回大学生の皆さんと一緒にフィールドワークを行ったことで純粋な感想を聞くことができ、皆さんの姿勢から役場職員自身が学ぶことがたくさんあり、良い経験をさせてもらいました
 

メッセージ

これから社会人(公務員も)になると、立案しても課題解決が難しいこともあり、また時間に追われ、目の前の仕事で精一杯となる事も多いです。でも、立ち止まらず創造し続けていって下さい。きっと、今回の企画で学んだことが就職活動や社会人になった時に活かすことができます
そして、もし、地方公務員を目指すのであれば、ぜひ目指す自治体を「好きなまち」にできる職員を目指してください
各々の場所で輝けるように頑張りましょう、これからも応援しています。    

 

取材班より

同行レポを執筆した取材班からのメッセージです。
※取材班の3人は春から公務員として働き始めます。

<同行レポはコチラから>
2班同行レポ 4班同行レポ 6班同行レポ
 

今回の経験と学びを大切に


参加者の方はフィールドワークと企画立案の両方を体験するという普段はなかなかできない体験をすることができたので、とてもいい経験になったのではないかと思います。また私たち自身も、取材班として参加することで、改めて公務員とは何か、地域を盛り上げるためには何が必要かを考えることができ、大変勉強になりました!



 

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名古屋大学:名大生のための公務員試験合格対策講座 静岡大学:公務員試験対策講座 三重大学:オリジナル公務員講座 岐阜大学:公務員試験対策学内講座 愛知教育大学:愛教大生のための公務員試験対策講座
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