2023-11-01

丼-1(どんわん)~もうひとつの物語~生協職員から学生へ伝えたいこと

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大学生協は組合員による組合員のための組織です。
組合員の声を活かした生協の取組をお伝えする「つながる伝えるみんなのCoe」シリーズ。
今回は例年大人気の学食イベント『丼-1(どんわん)グランプリの物語…の裏で働く生協職員が学生のみなさんへ伝えたいことを紹介します。

■今回の話題提供者
この記事を書いた人の写真
静岡大学生協
松永龍さん(左)
桑原武夫さん(中央)
平岩聡さん(右)

【一言】(松永)
食堂の店長になって1年経ちました。
静大の学生さん達がおいしそうに食べるのを見てほっこりしています。

 丼-1グランプリで奮闘する生協職員さんの中には、実は…

今年から生協へ転職!その理由は…

代替文字
平岩
実は私…今年1月に別の飲食業から生協へ転職してきました!
 平岩:以前働いていた飲食店業でも静岡大学の学生さんと接することがあり楽しかったんです。それで大学生協は静大生のための職場だし、静大の学生さんに関わりの深い仕事だったら…という気持ちが転職を決めた理由の一つになりました。
 

実際に働いてみて

平岩:毎日楽しくやらせてもらってます。生協の学食のアルバイトの静大生と関わり事が多いです。頭の回転早くて、素直に話を聞いてくれる…なんていい子達ばかりなんだ!…と感心させられます。おしゃべりもさせていただくこともあったりして、私は生協食堂で「食事を通じてエネルギーを与えている仕事」のはず…なのに、こちらが学生さんからエネルギーをもらってしまっています(笑)。
 

生協食堂で働くうえで大切にしていることは

代替文字
松永
ちゃんと学生のためになっているかどうかを意識し続けること
 松永:一番は利用結果…利用者数だったり、利用してもらったおかずの総数だったり…そうした結果に裏付けられますが、そこには表れてないものを意識して組合員の方への声掛けを積極的に心がけています。たとえば、食堂入口でおすすめメニューを声掛けしたりして反応を確かめて見たり。実際に食べてくれている組合員の方がいたら「美味しかったかい?」と聞いてみたり。そうしているうちに日常的に話しやすい感覚になって下さる組合員の方も結構いて、組合員のほうから「このメニュー食べましたよ」とか「今日のは美味しくなかった」とか教えてくださったりします
夜営業でも品切れを出さない
代替文字
平岩
 
平岩:私は今主に夜営業と呼ばれる夕方以降の時間帯を任されています。
夜営業を利用される組合員さんは家では食べない生活スタイルの人、かもしれない(夕食として生協で食べてその日は終了する、ということ)ということを意識しています。そうなると生協の夜営業の利用が毎日の夜の栄養源。夜にちゃんとした栄養バランスのいいものを食べてほしい、そのためには絶対に小鉢の品切れは起こさないように、ということを大切にしています。品切れを出さない、ということは組合員さんが食べたい品物を食べることができた、摂りたい栄養をちゃんと摂ることができた、ということなのでとても大切にしています。
 

みんなのきもち・つながりが生協をつくる

大学に、食堂に、活気が戻ってきました

代替文字
桑原
(静岡大学生協常務)
コロナ禍を抜けて生協食堂にも活気が感じられ「大学生活が戻ってきたな」という印象があります
 
桑原:昨年の数値実績と比較すると食堂の利用者数も増えて、組合員さんから支持されるお店の運営をできているという実感とともに、「大学生活が戻ってきたな」と感じます。私も時々下膳コーナー奥で食器洗浄などの業務を手伝いますが、組合員や教職員の方に声をかけてもらって会話をしたりするのが楽しみです

お昼のピーク時は難しいですが、学生組合員と生協職員が雑談をしてたりする様子を見ていると、何気ないコミュニケーションこそ大切なんだな、と感じます
 

静大生協常務が丼-1に応募していた件

桑原さんは現在静岡大学大学生協常務理事の立場ですが、今年の丼-1グランプリに応募していたとのこと…。
代替文字
桑原
自分が考えたメニューが実際に並ぶってやっぱすごいことだな、って思って…。
 桑原:丼-1は「自分が美味しいと思っているものをみんなにも食べて」って発信できる場で、私もみんなに自分の好きなメニューを食べてほしいと思い、自分も挑戦しました。実は自宅で3,4回試作するなど綿密に準備をして応募した自信作でした(笑)。
厳正かつ公正な選考過程の中で残念ながら学内選考で落選となりました…
実はけっこういいところまでいってたので内心ヒヤヒヤでした(苦笑)
代替文字
松永
 
代替文字
 
※桑原さんは現在は2025年度の丼-1グランプリに向けて既に試作を始めているそうです。
(写真は洗浄室で見れたらラッキー!?な、おちゃめな桑原常務です)
 

最後に

大学生のみなさんへ伝えたいこと

平岩:静大の学生さんは本当にいい子ばかりだと感じます。親心のように「いい子ゆえに心配」です。もう少しアピールしてもいい、と思うことがあります。当然のことですが大学生は社会経験が希薄です。だからこそ大学生のうちに時には厳しいことも言ってみる経験を積むといいのでは。例えば生協の食堂に対しても「これダメなんじゃないですか」ということも、もっと言っていいんです!社会に出る前の練習だと思って、生協への厳しい意見も言ってみてね!って伝えたいです。

松永:「美味しくない」という声も、申し訳ないという想いと共に「改善しよう」というヒントや行動につながります。もちろん「美味しかったよ」という声をたくさんもらえるように頑張りますが、みなさんのきもちや声をたくさん伝えていただきながら、よりよい生協の運営につなげていきたいと考えています!

桑原:最後に言葉にできない組合員のみなさんへの生協職員の想いを体で表現します!


※撮影は食堂営業終了後、清掃済の場所で行いました

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