2023-03-09
【岐阜大】卒業生から後輩へ『成長のリレー』
大学生協は組合員による組合員のための組織です。
組合員の声を活かすための生協の取組をお伝えする「つながる伝えるみんなのCoe」シリーズ。
今回は岐阜大学生協の取組をご紹介します。
例年の「あるある」現象ですが、新入生を迎える活動のスタッフとなる学生の主軸となるのは、1・2年生が中心です。「『未来のこと』は、体験していないので話せません…」とよく言われます。確かにその通りです。特に「就活」のことなんて語るのは難しい…ですが、いわゆる「ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)」をつくるのは1・2年生の時期がとても大切です。
卒業生からの声を、学生スタッフと生協職員とで一緒に読めば、何か気づいてくれるのではないか…?、と思いました。
あえて無加工にしたので、PDFで15ページのボリュームになりました(苦笑)
それと今回の卒業生の声は2年進級時にコロナ禍に突入した世代、今回の学生メンバーは高校時代にコロナ禍の影響を受けている世代です。
「先輩の声を聞いて『今の自分達の生活はコロナ禍で『できないのが当たり前』になっているけど、当たり前だと思わないで後悔しないように生活したい、と気づいた。私はあと2年!大学生活がある!」と学生の目が一層輝いたような場面もありました。
卒業生の声を聞いて、「こんな大学生活を送りたい」という思いをそれぞれに強くした学生メンバーは、これまでの提案をどんどんブラッシュアップさせていっています。
「こんな大学生活をおくりたい」という組合員の願いがあり、そのための大学生活に必要な提案を生協が行う。それを使った組合員が次の世代に伝える…その声のリレー、成長やプロセスのリレーを大切にしたい。
これまではそのリレーに卒業生がなかなか加われなかった…今回、卒業生アンケートを後輩である学生メンバーと生協職員がしっかり受け止めました。これで4年間通じた提案ができる!と確信しました。
アンケートの回答で声をいただいたおかげで、今後に入学する新入生に、一歩を踏み出せるきっかけを作るお役立ちができそうです。在校生にも「大学生活で、まだまだできることがあるんだ」って気づいてもらえました。
貴重な声を寄せていただき、ありがとうございました。
岐阜大学生協の新入生応援サイトはこちらから
関連リンク
組合員の声を活かすための生協の取組をお伝えする「つながる伝えるみんなのCoe」シリーズ。
今回は岐阜大学生協の取組をご紹介します。
■今回の話題提供者
岐阜大学生協 専務理事
坂田充宏さん
(※2023年時の情報です)
【一言】
アンケート、自分自身で仮説を立てながら読むと、仮設の裏付けになったり、または、新たな発見や気づきがあります。
※お写真は2021年6月のプライベート旅行時の1枚。
坂田充宏さん
(※2023年時の情報です)
【一言】
アンケート、自分自身で仮説を立てながら読むと、仮設の裏付けになったり、または、新たな発見や気づきがあります。
生協の活動に関わる学生スタッフと生協職員とが一緒にその「発見・気づき」を交流することで生まれる『声のリレー』の話題です。
※お写真は2021年6月のプライベート旅行時の1枚。
はじめに
新入生を迎えるために岐阜大学生協が大切にしていること
岐阜大学生協では、例年、新入生や保護者の皆様が不安を解消して安心して大学生活をスタートできるように、入学準備説明会を開催しています。スタッフとして、多くの現役岐阜大学生が参加をして「充実した大学生活を送るためのコツ」をお伝えしています。岐阜大学生協が新入生=新たな学生組合員をお迎えする上で、大切にしているキーワードで『学生組合員の生活をど真ん中に!大学ならではの生活を伝え、生活の裏付けがある提案をしよう』があります。
1,2年生中心の先輩学生スタッフが「就活」を語るのは難しい…
生協職員をして仕事をすることで、多くの学生に関わる機会が多いです。その中で、卒業を迎える学生から『1年生のうちから様々なことを知っておきたかった。知っていれば大学生活はもっとできたことがあったんじゃないかと思う』と残念がる学生にも多く出会いました。今回の卒業生アンケートの声にも「もっと早くから●●に取り組めばよかった」という言葉をたくさんいただきました。例年の「あるある」現象ですが、新入生を迎える活動のスタッフとなる学生の主軸となるのは、1・2年生が中心です。「『未来のこと』は、体験していないので話せません…」とよく言われます。確かにその通りです。特に「就活」のことなんて語るのは難しい…ですが、いわゆる「ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)」をつくるのは1・2年生の時期がとても大切です。
卒業生からの声を、学生スタッフと生協職員とで一緒に読めば、何か気づいてくれるのではないか…?、と思いました。
ミーティングで「卒業生の声」に触れる機会を
自由記述欄をそのまま読んでもらいました
推薦入試合格者向けの入学準備説明会を翌週に控えた、2月11日に、岐阜大学生協で「学生スタッフと生協職員との全体ミーティング」を行いました。そのなかで、卒業生アンケート結果から岐阜大生が書いてくれた自由記述回答部分を出力し、全員に配布して、全員で読む時間と気づいたことを語る時間を作りました。【主な自由記述設問】
大学時代に経験しておきたかったけどできなかった経験について
経験できなかったという経験から後輩へ伝えたいこと
大学生活を一言で表すと
卒業時に後輩や家族へメッセージ
など
大学時代に経験しておきたかったけどできなかった経験について
経験できなかったという経験から後輩へ伝えたいこと
大学生活を一言で表すと
卒業時に後輩や家族へメッセージ
など
あえて無加工にしたので、PDFで15ページのボリュームになりました(苦笑)
学生・職員をごちゃまぜにしたグループを5つほど作り、この「先輩の声」を読んで、気づいたこと・感じたことを語り合ってもらいました。時間は20分くらい。
その後全体共有するというワーク形式で行いました。
その後全体共有するというワーク形式で行いました。
気づき・発見!
学生が「自分自身を振り返る」機会になった
「わー。先輩も私と同じことを思っていたんだ」という声が多かったです。「今の自分と同じで心に刺さる」とかいう声も聞こえて、先輩の声を読みながら、これまでの自分の大学生活を振り返る機会になったようです。そしてそのまま卒業するとどうなるのか…ということまで想像したようです。「◎年後に就活で「ガクチカ」って聞かれた時、答えられるかな…って思っている自分がいる」「やれることはやったほうがいい…確かにそう!今の自分はやれてるかな?」みたいに…。「できない」ことを当たり前にしたくない
それと今回の卒業生の声は2年進級時にコロナ禍に突入した世代、今回の学生メンバーは高校時代にコロナ禍の影響を受けている世代です。
「先輩の声を聞いて『今の自分達の生活はコロナ禍で『できないのが当たり前』になっているけど、当たり前だと思わないで後悔しないように生活したい、と気づいた。私はあと2年!大学生活がある!」と学生の目が一層輝いたような場面もありました。
「何を伝えたらいいか」から「私はこれを伝えたい!」に変わった
卒業生の声を聞いて、「こんな大学生活を送りたい」という思いをそれぞれに強くした学生メンバーは、これまでの提案をどんどんブラッシュアップさせていっています。
「就活講座」のブースも学生自身のアイデアでどんどんと進化しています。
12月から説明会を実施していますが3回はリニューアル(改善)しています。
私の提案もダメ出しされる機会もあり、頼もしいですね。
12月から説明会を実施していますが3回はリニューアル(改善)しています。
私の提案もダメ出しされる機会もあり、頼もしいですね。
実践して得られたこと(価値や教訓)
大学生協は組合員が主役です。多くが学生組合員なので、組織の入れ替わりも早いです。組織が入れ替わっていくからこそ、先輩の声や経験がこれからの世代に正しく伝わることが大切だと思っています。「こんな大学生活をおくりたい」という組合員の願いがあり、そのための大学生活に必要な提案を生協が行う。それを使った組合員が次の世代に伝える…その声のリレー、成長やプロセスのリレーを大切にしたい。
これまではそのリレーに卒業生がなかなか加われなかった…今回、卒業生アンケートを後輩である学生メンバーと生協職員がしっかり受け止めました。これで4年間通じた提案ができる!と確信しました。
最後に
卒業生アンケートに回答してくださった卒業生のみなさんへアンケートの回答で声をいただいたおかげで、今後に入学する新入生に、一歩を踏み出せるきっかけを作るお役立ちができそうです。在校生にも「大学生活で、まだまだできることがあるんだ」って気づいてもらえました。
貴重な声を寄せていただき、ありがとうございました。
岐阜大学生協の新入生応援サイトはこちらから
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