2023-11-01

丼-1(どんわん)~グランプリ決定までの物語~

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大学生協は組合員による組合員のための組織です。
組合員の声を活かした生協の取組をお伝えする「つながる伝えるみんなのCoe」シリーズ。
今回は例年大人気の学食イベント『丼-1(どんわん)グランプリの物語。

※この記事は2023年度の記事です。
 2024年の記事はコチラをご覧ください

 
■今回の話題提供者
この記事を書いた人の写真
奥村さん(左)
麻生さん(右)
三重大学生協
奥村理央さん 麻生舞子さん
【一言】

丼-1グランプリは職員も楽しんで取り組んでいます!学生の皆さんには、メニューの投票はもちろん応募でのご参加もお待ちしています♪

 

丼ー1グランプリとは

東海地区の大学生協の組合員参加企画


丼-1グランプリは、組合員と一緒にメニュー開発を行い、よりよい生協の食堂をつくる取組として毎年実施されています。
 

2023年は第10回大会

2023年の丼ー1グランプリのスケジュールです。
丼-1グランプリへの道
 
5月~7月まではそれぞれの大学生協の学内において、組合員からメニューを応募いただき、学内選考を行ってきました。
 

丼-1にかける生協職員達の想い

自分が食べたいものが実現するよ!

ここからは三重大学生協内での取組を生協職員の麻生がご紹介します。
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2023年丼1応募用紙
自分が考えたメニューが生協の学食で出るかもしれない」そんなワクワクから、生協が大切にしている『組合員参加』の良さを味わってほしい…丼-1にはそんな想いを込めています。

「自分が食べたいものが生協の食堂で並んだらいいなぁ」という組合員の声が丼に表現されているんだ!そんな気持ちで1枚1枚の応募用紙と向き合ってきました。

三重大学生協では37件の応募がありました。

「組合員のアイデアが他の組合員を幸せにする」って素敵ですよね。
   

ここだけの話ですが…

実は丼-1グランプリのメニューの選考過程では大変なこともあります。

組合員のアイデアを大切にしながらも、生協でできること・できないことがあります。例えば応募いただいたレシピをすべて再現すると食材をそろえた段階ですでに非常に高価な丼になることが予想できる場合、どんなにいい丼でも丼-1で定められている組合員のみなさんがお求めやすい設定価格(500~580円)を大きく上回ってしまいます。また、提供するための盛付手順が多いと、お昼休みの時間帯にスムーズな提供が難しくなり、かえって組合員に迷惑をかけてしまうかもしれません。応募用紙を見ながら、『どうやって、応募した組合員さんの想いを大切にしながら、生協で提供可能なメニューへ仕上げるか』というのが職員の頑張りどころなんです。
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実際の応募内容の一部(三重大:ランディさんの作品)

生協職員の努力ポイント
  1. 応募メニューをもとに細かなレシピ(調味料の分量)などを決める
  2. 手順書の作成
 
 応募者である組合員の多くは普段の生活の中で一人で料理をすることが多いと思いますが、生協食堂では(ご存知の通り)大勢のスタッフが手分けして料理を作ります。どこの生協のお店でも同じクオリティ温かいものは温かいうちに提供できる手順を整えるために細やかな工夫を施して丼1メニューが予選・本選へと進んでいくのです。

新人職員の努力よ 実れ!


三重大生協では、この「努力ポイント」にあたる部分を今年から配属された新人食堂スタッフの奥村さんが担当しました。丼-1グランプリの「努力ポイント」を理解し、書類選考を通過した応募作品4メニューのレシピ作成は若手職員の試練でもあります。上司の私が言うのもなんですが、奥村さんは1年目でよく頑張ってくれました!奥村さんが手順書を作成し、私が内容をチェックすることで何度も試行錯誤を繰り返して作りました!学内選考も準備も含めて、来年は安心してお任せできそうです。

毎日生協を利用してくださる学生組合員や教職員組合員のみなさんに「生協の良さ」を感じていただきたい丼-1ですが、私達生協職員にとっても「組合員の願いを叶えたい」「組合員の生活向上のために自分達が働いているんだ」ということを実感できたらいいな、と考えています。特に新人の時代にはちょっと苦労もするかもしれないけど、それを乗り越えた先の組合員の喜ぶ顔を見て自分も笑顔になれる…そんな仕事の楽しさ、「生協で働く価値」のようなものを自分の仕事を通じて実感するような機会にしてほしいという願いも込めています。

こうなってくると、だんだん丼が「ウチの子(丼)」とか「我が子」のように愛着もわいてきます…笑
 

8月:東海地区選考会

実際に見て食べて選ぶ

2023年8月30日(木)東海地区選考会が開催されました。東海地区の大学生協の食堂店長をはじめ職員29人と学生組合員30人が参加し、以下の選考基準をもとに選考を行いました。
①見た目(彩や食欲をそそるか)
②提供価格に見合っているか
③味
④全体のバランス
 
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選考会の様子
東海地区の16の大学生協で予選を経て試食会にやってきた丼達。ひとりで16品は量が多すぎて食べられないので、1食分を5つに小分けして試食を行いました。
 
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奥村さん(左)と麻生さん(右)
地区予選会場では東海地区内の生協職員(食堂スタッフ)が集まり、皆で協力して厨房で調理をしました

普段全く別々のキッチンで働いているとは思えないほど、自然と連携がとれて丼をつくることができました。不思議なようですが、普段「組合員のために早く美味しく出食するんだ」という想いで鍛錬を重ねてきているプロ集団なんだな…って思いました。そして、奥村さんが努力したように他の大学生協でも手順書に工夫を重ねてきた生協職員がいることが伝わってきて、嬉しかったです。
   
 そして
東海地区選考会の結果4品が本選に進むことになりました!
 

本選に進んだ4品

※この記事は2023年度の記事です。
 2024年の記事はコチラをご覧ください
   

本選は11月27日からあなたの生協食堂で

いよいよ11月27日から、東海地区内の大学生協食堂で「組合員による組合員のための丼」決定戦が始まります。
実際に見て味わって投票に参加してください。
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※この記事は2023年度の記事です。
​​​​​​​ 2024年の記事はコチラをご覧ください


あなたの1票でグランプリが決まる…丼-1グランプリ!

美味しく楽しく食べる大学生協の丼-1グランプリ



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