2025-03-14

2班:社会体験企画『なりきり公務員プロジェクト in 西尾』 2日目レポート

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社会体験企画『なりきり公務員プロジェクトin西尾』に同行した大学生のレポートをお届けします
開催概要はこちら
この記事を書いた人
 
名古屋大学生協公務員講座サポーター/来年度から公務員として働く4年生
今回は記者として参加させていただきました
 

はじめに

西尾市のふるさと納税における課題

西尾市の現在のふるさと納税の課題として「西尾市の名産品やふるさと納税の返礼品について知ってもらう機会の少なさ」が挙げられています。西尾市にはうなぎや抹茶といった名産品があるにも関わらず,特に県外にはその事実を知らない方も多いのです。話し合いの中では,約70万品もの返礼品が掲載されたポータルサイトの中で西尾市のページにアクセスしてもらうために,まず返礼品となっている特産品の知名度をこれまで以上に高める必要があるという意見も出ました。
そこで,西尾市の名産品やふるさと納税に関する情報発信力を高めることにより,西尾市の返礼品に関心を持ってもらえる人を増やすことを課題解決の方法の1つと捉えました。具体的には,ふるさと納税の寄付金アップにも繋がるようなSNSの効果的な利用方法について検討します。

フィールドワーク

私が同行した2班について紹介します。
今回は「ふるさと納税の寄付金増加のためのSNSの活用と新たな返礼品のヒントを得る」ことを目標に以下の場所に向かうルートでフィールドワークを実施しました。

<移動ルート>
①松鶴園本店
②うなぎの兼光 一色本店
③カフェ竹庵
④道の駅 岡ノ山
 

①松鶴園本店

松鶴園本店は,西尾のお抹茶や煎茶に加え,お抹茶を加工して作られた食品も販売しています。また,併設された茶房ではお抹茶パフェやグリーンティーを楽しむことができます。
 初めに石臼でお抹茶を挽いているところを見学し,お店の方から西尾市のお抹茶には栽培から茶葉の加工まで非常に手間がかけられていることを教えて頂きました。
代替文字
見学風景
班のメンバーは松鶴園本店のSNSの情報発信の際の工夫や新たな返礼品の検討についてお店の方からお話を伺いました。
 

 

②うなぎの兼光 一色本店

うなぎの兼光一色本店は隣接する養殖場で育てたうなぎを使用しているうなぎ料理店で,観光客から地元の常連客まで幅広いお客さんが毎日来店されているそうです。実際にお店の方にインタビューをすることが出来ました。
こちらのお店の魅力は何でしょうか。また,これからSNSで発信していきたい情報はありますか。
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参加者
 
代替文字
お店の人
天然に近い環境で育てた質の良いうなぎをお手頃な価格で提供できることは,養殖から全て自社で行う当店の魅力だと思います。現在,当店では若年層のお客様の少なさや繁忙期と閑散期の来客数の差などが課題として挙げられます。これらの課題の解決にはSNSの利用もカギとなると考えています。西尾市のふるさと納税の返礼品には当店のお食事券もありますのでそれも含め,ふるさと納税についてもこれから発信できるといいなと思っています。
 
 

③カフェ竹庵

カフェ竹庵は商店街近くのエリアにある,お抹茶スイーツや和菓子が充実したカフェです。
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店内風景
お店の方からは飲み物やスイーツに使用するお抹茶についてのこだわりや来店する人の年齢層,SNSの利用についてお話を伺うことが出来ました。
  班のメンバーが特に興味深く聞いていたのがSNSの影響の大きさについてでした。近年,一般の方の投稿を見て県外から来店する人も増加したことについて,お店の方は非常に驚いたそうです。実際にお店の方の生の声を聞くことで,SNSの利点や課題を再確認し,よりよいSNSの利用方法を考えるメンバーもいました。
 

④道の駅 岡ノ山

道の駅岡ノ山は,西尾市や近隣地域の特産品を購入できる産直市場や,特産品を使った食事を楽しめるレストランが入った施設で,土日には他県からも多くの方が訪れています。
SNSでの情報発信の際の工夫や課題があれば教えて頂けますでしょうか。
代替文字
参加者
 
代替文字
道の駅の人
イベントの告知は特に積極的に行うようにしています。
また,インスタグラムでライブ配信を行うことによって道の駅の空気感や旬の特産品などを知って頂けるようにしています。課題としては,継続的な情報発信が難しく,現在は不定期更新となってしまっていることが挙げられます。
現在「うなぎ」や「お抹茶」,「えびせんべい」などについてアピールしていますが,これらに加えて「みそ」や「みりん」といった特産品についても発信していきたいですね。
  
その後,班のメンバーは,産直市場を見学し,西尾市には多くの特産品があることを再確認していました。
 

最後に

これにて今回のフィールドワークに関するレポートは終わりです。最後にグループの参加者に今回のワークの感想と今後について聞きました。
参加者:Aさん
今回のフィールドワークの中では,実際に店舗に伺わないとお聞きすることができないお話を聞くことができたので行ってよかったと思います。私たちはふるさと納税の寄付金の増加のための1つの手段としてSNSの効果的な使用に着目し,まずは各店舗のSNS利用状況についてお聞きしました。お話の中では,SNSの利用により集客効果を感じているという意見,あまり効果を感じられないという意見両方を知ることが出来たので,今後の課題や立案に役立てたいと思います。
 
参加者Bさん
 実際に様々な店舗の方にインタビューすることでSNS利用の利点や課題を知ることできました。特に,多くの方からSNSの持続的な更新が難しいとお聞きしました。SNSで若年層にアプローチをしようと思っても,高い頻度での更新が大変だったり,発信したい内容が尽きてしまったりといった,実際に情報発信する立場の方の生の声をお聞きできました。今後は各店舗に合った持続的なSNS利用方法やふるさと納税につながる情報発信について考えていきたいです。
 

記者から一言

今回2班では参加者全員が協力してアポを取り,インタビューを行いました。事前に情報収集をしっかりと行ったうえで,インタビューの際もいきいきとお店の方と話す姿はとても頼もしいものでした。記者として同行させて頂きましたが,2班の参加者全員が,西尾市のふるさと納税について多くの魅力と同時に課題も見つけることができていたのではないかと感じます。

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