はじめに
調査概要
目的
●卒業生の大学時代の経験や教訓を後輩に伝え、より良い大学生活を送れるようサポートするため
●卒業される組合員の声を大切にし、今後の事業活動の改善に取り組むため
方法
●インターネット調査
(大学生協WEB会員登録者のうち、卒業予定年度の方へメール連絡)
時期
●2022年11月~2023年3月
対象
●東海地区で2022年度卒業予定の大学生協組合員(約16,066人)
回答者
●のべ3,553人(回収率7.3%)
備考
卒業前後の卒業生の生活スタイルを踏まえ、3つの時期とテーマを設定し、調査を実施しました
回答した卒業生達が過ごした大学生活の特徴についてはコチラをご覧ください
調査結果サマリー
<調査結果要旨>
●コロナ禍を経験した大学生が大学生活で一番時間を費やした事柄は勉学研究だった
●卒業学年における不安や困り事を調査した結果、学業面、4月以降の新しい環境準備に関する不安や困り事について多くの声が寄せられた
大学時代の経験
大学生活で一番時間を費やした事柄でもっとも回答が多かったのは「勉学研究」でした。次いで「アルバイト」「学内団体」という結果でした。
自宅生と自宅外生を比較すると自宅外生の方が学内団体に時間を費やした割合が多くなりました。
回答者の多くが大学2年生からコロナ禍の行動制限下で大学生活を送り、オンライン授業体制になりました。学内団体の活動時間(特に自宅生)は、このことも影響しているのかもしれません。
2022卒業生アンケート報告_大学時代の経験.pdf
卒業前の困り事
卒業前の大学生はたくさんの不安や苦労を抱えていることが明らかになりました。
4月からの新しい環境に向けての準備を進めつつ、卒業研究、卒業論文を仕上げる時期。学業に集中するためアルバイトを減らしたために収入が減少し、かつ卒業時期の特別支出(卒業旅行や引越しなど)も重なり大変だったという声も多く寄せられました。
【先輩の声】
卒業制作に専念しようとバイトを辞めたがお金が入らなくなり制作に関わるお金や自分の生活費がまかなえるか心配だった。
ゴールのない研究に対して、最終的に満足のいく結果を出せるか、綺麗にまとめられる範囲まで結果を出せるかどうかという不安が常にあった。
遠方の県に就職するため引越しするにあたって一人暮らしをしたことがなかったので、働きながら一人暮らしができるかという不安と、引越し準備に苦労しています
2022卒業生アンケート報告_3_大学生から次のステージへ向かう卒業生.pdf
情報配信のお知らせ
伝える つなげる
アンケートの実施目的の「卒業生の大学時代の経験や教訓を後輩に伝え、より良い大学生活を送れるようサポートする」ため、詳細結果については大学生のライフサイクルに合わせ、当グループ公式ブログ『Coe(こえ)』にて、随時お伝えしてまいります。
こちらからご覧ください
2022卒業生アンケート報告(全ページ).pdf
2022年度卒業生の特徴とは
卒業生を取り巻く社会情勢
本アンケートの回答者の多くが2019年4月入学時に18歳、2023年3月卒業時に22歳の方です。
【大学生活の特徴】
- 1年生はコロナ禍前の従前の生活様式の大学生活を経験している
- 2年生前期からコロナ禍の影響を受けている
- 2年生前期から大学へ通うことができなくなった
- 課外活動の中心的役割を担う時期に活動ができなかった
- 海外留学、海外体験ができなかった
- 就職活動においても感染予防対策を講じた様式で取り組んだ